プログラミングって理系だけで文系がすると難しいんじゃないの?
文系でプログラミングは厳しいんじゃないの…?実際に出来るのか不安
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- プログラミングは文系でもできる理由
- 文系なりのおすすめの学習方法
プログラミング経験のある柏倉元太(@genta_oaks)が監修。プログラミングを始めて約5年。Web系フリーランスとしての経験がありながら、現在はWebマーケティング企業「株式会社オークス」の代表取締役。
それでは早速見ていきましょう。
プログラミングは文系でも習得できる
多くの方は「文系でもプログラミングって出来うるのかな…」と思ってこの記事を読んでいることでしょう。
結論からお伝えします。
ずばり文系でもプログラミングの習得はできます!
理系の知識がないままでも勉強をすれば、身に付けられるのがプログラミングです。
プログラミングは一種の技術です。
誰でも確実にしっかりと学習すれば身に付きます。
そのため、文系だから不安という考えは今日でおさらばしてください。
プログラミングは難しいものではない!文系でもできる
まず初心者の状態では「プログラミングってなんか難しそう…」でしょう。
プログラミングと一言に言っても、色々なプログラミング言語に別れていて、多種多様です。
当然のことながら、イメージするような高度で複雑なものもありますが、入門の時点では意外と難しくないです。
実際に私も文系ですが、Webの見た目を作るようなプログラミング言語を今では扱えるようになっています。
基本的には、このようなイメージです。
- 英単語のような関数を利用
- 順番通り並べる
- その文章を組み立てる
簡単に言うとこんな感じです。
急にハードルの高さを感じず、気軽な気持ちで始めるのがベストです。
「とりあえずやってみるか」この気持ちが大切です。
ゲーム感覚でやるのもおすすめです。
プログラミングは文系でも習得可能な7つ理由!メリットを知ろう
ではどうしてプログラミング習得は文系の方でも出来るのでしょうか?
理由は合わせて7つあります。まとめると以下の通りです。
- 事実として文系出身のプログラマーが多いから
- プログラミングに数学は必要無いから
- プログラミングは翻訳であるから
- 文系の得意分野である「読解力」が役立つから
- 英語を読む力が大事だから
- ロジック的思考能力に文系・理系は関係ないから
- 理数系の内容も使わないから
1つ1つ解説していきます。
1. 事実として文系出身のプログラマーが多いから
実際、文系出身のプログラマーはIT業界にたくさんいます。
少数を指して相対的に「いる」と言っているわけではなく、文系・理系を気にする必要がないほど一般的に多いのです。
事実として、文系出身の方でプログラマーはいるため、当然ながら文系のあなたもなれる確率は大いにあります。
統計データ的に見ても、なんと3分の1は文系出身者というデータも…。
このように、文系出身のエンジニアは想像以上に多いのが今のエンジニア事情なのです。
2. プログラミングに数学は必要無いから
これは文系の方にとっては朗報ではないでしょうか?
プログラミングには数学の知識が必要だと思っている人は意外にも多いです。
僕もプログラミングの勉強を始める前は「コンピュータ=数学」というイメージがありました。
しかし、実際には、数学の知識や能力はプログラミングにほとんど必要ありません。
極論ですが、四則演算ができればとりあえず十分です。
虚数や行列などの高等数学を実務で使うタイミングは完全にと言っていいほどありません。
専門的な職場では、もともと高度な数学知識を使うことが前提で、プログラミングはもはや関係ありません。
3. プログラミングは翻訳であるから
プログラミングのメインの仕事は、ただ単に難しい記号を打ち込んでいくことではありません。
やりたいことをコンピュータに伝えるという「翻訳」をしているのです。
本来、人がやっていた仕事をコンピュータにさせるのがプログラミングなのです。
例に上げてみましょう。
「1〜10000を順番に足し算してください。」と言われたらどう思いますか?
ほとんどの人がムリと答えるでしょう。
しかし、コンピュータであれば一瞬で計算が出来てしまいます。
このようにコンピュータは優秀ですが、ひとつだけ欠点があります。
それは「僕たちが話す言葉を理解してくれない」ということです。
今の機能では正確に言葉を理解してくれることはないでしょう。
プログラミングをすることにより、やってほしいことを言葉からコンピュータ用語に翻訳するということが出来ます。
翻訳に理系も文系も関係ありません。
翻訳だけの点で言えば、文系の方が得意であるはずです。
4. 文系の得意分野である「読解力」が役立つから
システムのイメージを渡された際に、相手の意図を読み取ってシステムを構築していくことがエンジニアの仕事では必須です。
これは一部の、マーケティング思考。
どうやったらこのシステムがお客様に喜んでもらえるのだろう…
このような読解力が必要なのです。
その点では、文系の方が得意でしょう。
5. 英語を読む力が大事だから
プログラミングの先進国はアメリカ・ヨーロッパ圏です。
最新情報はすべてアメリカからやってきます。
そのため当然ながら、プログラミング言語は英語。
有力な情報や新しい情報を必要とするのであれば、英語圏の情報も探さなければならないでしょう。
実はこの英語の記事や情報を探すというところも、プログラミング初心者が挫折しやすいポイントの1つなのです。
そのため文系はそういう意味で強いと言えます。
英語の勉強の比重は理系よりも多いですし、言語への感受性も高いはずです。
プログラミングの学習において、英語を読む能力は必要です。
文系・理系を問わず覚えておくと良いでしょう!
6. ロジック的思考能力に文系・理系は関係ないから
プログラミングは「どうしてこうなったか」ということを最初から考える必要があります。
それがロジック的思考です。
理系がプログラマーに向いているという話が出るのは、このロジック的な的思考能力を使う場面が多いからなのです。
しかし本質的には、論理的な思考力は誰もが持ち合わせている能力とも捉えられます。
理系や文系は関係がありません。
7. 理数系の内容も使わないから
IT企業の大半の職場では、高度な数学ではなく、理数系の知識もほとんど使いません。
量子力学を使うこともなければ、物理を使うこともありません。
現在、プログラマーがしている仕事の大半は、以前まで人間がやっていたことの自動化です。
日報を自動化したり、スプレッドシートの記入を自動化したりするなどです。
- 物理が苦手だから
- 化学が苦手だから…etc.
などの理由で文系に進んだ方も多いはず。
しかし、そういった職場をわざわざ選ばない限りはプログラマーであっても出会うことはないでしょう。
プログラミングが文系より理系の方が有利な点
続いてはプログラミングが文系より理系の方が有利な点について解説していきます。
ずばりそれは、理系でプログラミングを学習したほうがその先の将来が明確化しやすいということです。
それは以下の通りです。
高校や大学での進路・就職に結びつきやすい
つまり、理系がプログラミングをすると、高校や大学での進路・就職に結びつきやすいのです。
総合職で入ることが多い文系に対して、理系はあらかじめ決まった専門職へと進路を進めることが多いです。
そのため、プログラミングを理系で学習すると、その道への就職が楽になる確率が高まります。
しかし裏を返せば、理系がプログラミングをするメリットはこれくらいです。
文系のおすすめプログラミング学習方法【実体験からの考察】
続いては文系の僕が行った、文系のおすすめプログラミング学習方法について解説していきます。
手順は大きく分けて3つあります。
- 言語を決める
- 最初は無料サイトで学習する
- 本を参考にしよう
- メモを取りながら自分でサイトを作る
早速見ていきましょう。
1. 文系へおすすめするプログラミング言語は3つ!まずは目的を決めよう
プログラミング学習でかなり重要となってくるのがプログラミング言語選び。
自分の目的に合った言語を選ぶことが大切です。
今回は代表的な3つ用途に合わせて、必要な言語をご紹介していきます。
「Web制作」をしたいならPHP
プログラミング言語の中では、比較的習得が容易で、メジャーな言語のPHP。
ブログサイトの制作をするときに使うWordpressはこのPHPで作られています。
web上にあるホームページの約7割はこのワードプレスで作られています。
プログラミング学習の第一歩としてPHPはとてもおすすめ。
「Web開発」をしたいならRudy
Web開発をしたいなら間違いなくRudyです。
Web開発とは簡単に言うと、Webアプリケーションを作ること。
食べログやクックパッド、Twitterなどの有名なwebサービスほとんどこのRudyで作られています。
はっきりしていないならJavaScript
未だはっきりした目的がない方であればとりあえずJavaScriptを勉強しましょう。
JavaScriptは非常に汎用性が高く、初心者が学ぶのにはうってつけです。
面倒な仮想環境設定も必要ないので是非トライしてみてください。
文系でも学習できる難易度でしょう。
詳しくプログラミング言語について知りたいという方は是非こちらの記事を参考にしてみて下さい。
2. 最初は無料サイトで学習しよう
プログラミング言語を決めたら、最初は無料サイトで学習しましょう。
文系の僕がおすすめの無料サイトは合わせて2つ。
言語によっても異なってきますが、今回は初心者がやるべき無料サイトについて解説します。
以下の通りです。
- progate(プロゲート):手軽さと分かりやすさが魅力。
- ドットインストール(dotinstall):動画で分かりやすい
有料のコースはどちらも月額980円です。
おすすめは有料のコースを2回制覇することです。
2周したら是非、次の項目へ進んで下さい。
3. 迷ったら本を参考にしよう!おすすめの参考書は「HTML & CSSとWebデザイン入門講」
ここでおすすめの本をご紹介します。
こちらの「HTML & CSSとWebデザイン入門講」は今のWebサイトの作り方、構成が丸わかりです。
初心者の方で文系あれば是非ともおすすめしたい本になります。
図解で、一発で理解しやすいのが特徴的。
文系の方あれば本からの知識も役に立ちます。
わからないことが合った場合に参考書として使いましょう。
ネットと参考書の2つは最強です。
4. メモを取りながら自分でサイトを作ってみよう!
最後の手順は、メモを取りながら自分でサイトを作ってみることです。
今までの知識を生かして、最初からサイトを作ってみましょう。
コツはメモを取りながらサイトを作ることです。
文系ならではの発想かもしれませんが、メモをとることで実際に紙に書くという作業が増えます。
それにより、インプット効率も上がるわけです。
もっと知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
文系の学習で最も大切なのはプログラミングへのモチベーションを継続すること
いかがだったでしょうか?
今回は「プログラミングは文系でも習得できる!おすすめの学習方法も徹底解説」というテーマでお伝えしました。
文系だから…という理由で勉強をあきらめてしまいがちですが、実際はそんなことはありません。
やってみないとわからないことも多々あります。
最初は慣れずに大変かもしれませんが、徐々に楽しくなっていきます。
文系の学習で最も大切なのはプログラミングへのモチベーションを継続することです。
是非以下の記事も参考にしつつ、モチベーショを高めていってください!