今回はこういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- そもそもプログラミングの資格は本当に必要か
- プログラミングに関する資格を取得するメリット
- プログラミングの資格の種類
- おすすめの資格
本記事を監修する専門家
プロハックでは、現役のエンジニアのげんた(@genta_oaks)が監修しています。プログラミングを始めて約5年。Web系フリーランスとしての経験がありながら、現在はWebマーケティング企業「オークス」を運営しています。
それでは早速見ていきましょう。
今回はプログラミングの資格おすすめ6選を紹介いたします。
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そもそもプログラミングの資格は本当に必要なのか
プログラマーやエンジニアとして働くにあたり、プログラミングの資格は必要でしょうか。
結論として、プログラマーやエンジニアになるためには不要です。
一部の海外では資格がないと働けない国もあるのですが、日本ではそういった規制はないです。
あるいは一定以上のレベルまで成長すると、昇進のために資格が必要だという企業も存在します。
今回はプログラミングの資格を取得するメリットやおすすめのプログラミングの資格を紹介いたします。
プログラミングに関する資格を取得するメリット
プログラミングに関する資格を取得するメリットは、以下の4つです。
- 就職に有利
- 会社員であれば資格手当が出る会社もある
- 資格をもっていないと昇進できない場合がある
- モチベーションに繋がる
順番に解説します。
就職に有利
プログラミングの資格を持っていると、就職に有利になります。
未経験でプログラマーやエンジニアになりたいという方や大学生の方は特におすすめです。
理由:面接や履歴書でアピール材料になる
面接や履歴書でアピール材料となります。
未経験の方が自分でITについての知識を得ようとしていなかった場合に、面接でいくら本気でプログラマーになりたいと述べても説得力がありません。
そういった時に資格があると、本気でプログラマー・エンジニアになりたいのだと面接官に伝わりやすくなります。
また面接者AとBがいた場合にどちらも同じ能力と評価された場合、資格を保有している方が優先されやすいのもあります。
会社員であれば資格手当が出る会社もある
会社によっては資格手当が出る場合があります。
難しい試験ほど高額な資格手当が出たりするので就職する会社の福利厚生について調べて見るのもいいかもしれません。
また合格祝金として一時的に支払う会社もあります。
資格をもっていないと昇進できない場合がある
職位によっては特定の資格を保持していなければ就けないような制度を導入している会社もあります。
そういった会社の場合は、高度な資格を求められる可能性が高いです。
モチベーションに繋がる
資格取得はモチベーションに繋がります。
特に、プログラミングで何かを作りたいという願望がない方には資格取得を目標にすることをおすすめします。
プログラミングは、作りたい形があるとモチベーションになりますが、特にない方はモチベーションが落ちてやがて挫折してやめてしまう方が多いです。
資格取得を目標にすると、モチベーションが続くのではないでしょうか。
プログラミングの資格の種類
プログラミングの資格の種類はたくさんあります。
ざっくり6つに分けると以下のような種類があります。
- 体系的な知識を身に着けたい人向け
- WEBエンジニア向け
- ネットワークエンジニア向け
- データベースエンジニア向け
- インフラエンジニア向け
- AIエンジニア向け
これだけだとわからないと思うので、今回は以下でおすすめ資格を種類別にご紹介していきます。
【種類別】プログラミングの資格おすすめ6選
ここでは種類別にプログラミングのおすすめ資格を6選ご紹介します。
まとめると以下の通り。
- 国家資格
- ウェブデザイン技能検定
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)
- Python 3 エンジニア認定基礎試験
順番に解説します。
1. 体系的な知識を身に着けたい人向け「国家資格」
ITについて体系的に学びたい方におすすめな資格は、国家資格です。
なかでもIPAがやっている基本情報技術者試験はエンジニアになる登竜門ともいえる試験となっており、年間約10万人の受験者がいます。
合格率は20%前後となっていますので、難易度としてはそこまで簡単ではありません。
基本情報技術者試験が難しいという方には、ITパスポートをおすすめします。
ITパスポートはITの入門といえるため、エンジニア・プログラマー職ではない営業職や事務職の幅広い職種の方も受験しています。
2. WEBエンジニア向け「ウェブデザイン技能検定」
WEBエンジニア向けの資格です。
WEBエンジニアとは、webアプリケーションの開発を行うエンジニアのことです。
webアプリケーションとは、ウェブブラウザを介して使用するアプリケーションのことです。
多くのWEBエンジニア・プログラマーはHTMLやCSS、javascriptやRubyといった言語を使用します。
また近年ではWEB系のエンジニアはフリーで活躍している方が多く、副業でもおすすめのエンジニアとなっています。
WEBエンジニアにおすすめなのが、ウェブデザイン技能検定です。
WEB向け資格は他にたくさんあり、次に紹介する「プログラミングの資格おすすめ一覧」にも掲載しておりますが、ウェブデザイン技能検定は唯一の国家資格となっています。
3. ネットワークエンジニア向け「ネットワークスペシャリスト」
ネットワークエンジニアとはネットワーク全般において設計や構築、運用、保守を行うエンジニアのことです。
ネットワークエンジニアに必要な知識は、ルーティング・TCP/IPといった基本的な知識も必要ですが、上流工程をやりたい場合には難関な資格をもっていたほうが有利となります。
基本的な知識の習得には、国家資格であるネットワークスペシャリストを取得することをおすすめです。
上流工程を目指すには、シスコ技術者認定資格の「CCNA」がおすすめです。
4. データベースエンジニア向け「データベーススペシャリスト」
データベースエンジニアとは、データベースの開発・構築・運用・保守を行うエンジニアのことです。
データベースには、階層型、ネットワーク型、リレーショナル型があります。
最も使用されているのは、リレーショナル型といって行と列で成り立っている表形式のものです。
リレーショナル型のデータベースには、いくつか製品の種類があります。
オラクルが開発したOracle Database、Microsoft社製のSQLServer、オープンソースのMySQL、同じくオープンソースのPostgreSQLなどがあります。
民間資格の中には上記の製品専用の資格も存在します。
しかし、製品にこだわらずデータベース全般を学びたいかたには、データベーススペシャリストをおすすめします。
合格率は、約10%と低いですが、資格があるとデータベース構築において責任者としての知識が身についているともいわれています。
5. インフラエンジニア向け「マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)」
インフラエンジニアとは、ITインフラ全般の構築・運用・保守を行うエンジニアのことです。
ネットワーク、データベース、サーバなどすべてを含めてインフラということもあります。
インフラエンジニアはネットワーク、データベース、サーバエンジニアが行う仕事の調整や準備をするような仕事ですので、上記の内容すべてについて知ることも大切です。
そのためネットワークでいえばネットワークスペシャリスト、データベースではデータベーススペシャリスト、サーバではOS関連の資格、例えばマイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)がおすすめです。
6. AIエンジニア向け「Python 3 エンジニア認定基礎試験」
AIエンジニアとは、蓄積したデータを解析したり人工知能を開発するエンジニアのことです。
AIエンジニアは主にプログラミング言語としてはPythonを使用するため、資格としては「Python 3 エンジニア認定基礎試験」をおすすめします。
プログラミングの資格おすすめ一覧
資格名 | 詳細 |
---|---|
PHP技術者認定試験 | 一般社団法人 PHP技術者認定機構が運営している民間資格。初級、上級がある |
Ruby技術者認定試験 | Ruby Associationによって運営している民間資格。Silver、Goldの2種類がある。 |
HTML5プロフェッショナル認定資格 | 民間資格。レベル1とレベル2がある。 |
Java(TM)プログラミング能力認定試験 | 株式会社サーティファイが運営する民間資格。3階級ある。 |
Webクリエイター能力認定試験 | 株式会社サーティファイが実施する民各資格 |
ウェブデザイン技能検定 | WEBデザインの国家資格 |
システムアーキテクト試験 | 上級エンジニア向けの国家資格 |
Android技術者認定試験 | Android技術者のための民間資格 |
アプリケーション技術者認定試験 | IT職業能力支援機構が運営している民間資格 |
MCP(マイクロソフト認定資格プログラム) | マイクロソフトが実施する認定資格。 |
MTA | サーバー、セキュリティ、ネットワーク、データベースの基礎知識とスキルを証明する資格 |
LinuC | Linuxサーバーの知識とスキルを証明する資格 |
AWS認定資格 | アマゾン社が提供するクラウドサービスAWSについての資格 |
ORACLE MASTER(オラクルマスター) | オラクルが制定している資格 |
OSS-DB技術者認定資格 | オープンソースソフトウェアのデータベースについての資格 |
シスコ技術者認定 | ネットワーク機器大手のシスコシステムズが制定している資格 |
ネットワークスペシャリスト試験 | IPAが認定するネットワーク分野の国家資格 |
情報処理安全確保支援士試験 | セキュリティ分野における専門知識を有することを示す国家資格 |
是非この一覧表を駆使して、自分にあった資格を勉強しましょう!
プログラミングの資格を取得してITに触れよう!
いかがだったでしょうか?
プログラミングのおすすめ資格を6選ご紹介しました!
難易度も解説したので、どんな目的の人が合っているのかということも理解できたはずです。
正直、プログラミングの資格は個人で仕事をしている分にはあまり必要ではないですが、企業に属すと、昇給などに資格が使われるなんてことも多々あります。
そんなときには、是非今回の記事を参考にしながら、プログラミングの資格を取得してITに触れてみてください。