ロボットプログラミングが習えるおすすめのキット・教室が知りたい!
そもそもロボットプログラミングってどんなもの?特徴を教えてほしい。
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- ロボットプログラミングとは?
- 使われている言語
- ロボットプログラミングが子供の教育に良い理由
- ロボットプログラミングが学べるおすすめキット・教室
プログラミング経験のある柏倉元太(@genta_oaks)が監修。プログラミングを始めて約5年。Web系フリーランスとしての経験がありながら、現在はWebマーケティング企業「株式会社オークス」の代表取締役。
それでは早速見ていきましょう。
ロボットプログラミングとは?
現在、プログラミングが2020年に必須化された小学生の間ではロボットプログラミングというのが人気となっています。
ロボット教室もたくさん増え、通っている子供もたくさんいるのではないでしょうか。
そもそもロボットプログラミングとは何か、今回はそういったことを紹介していきます。
結論、ロボットプログラミングというのは、ロボットに対して命令を行う処理を作ることをいいます。
命令の文章は、プログラムといい、機械がわかる言葉でもあります。
機械のすべてはプログラムで制御されていて、プログラムがなくては動くことができません。
身近な例
例えば、身近なものでいうとエアコンは以下のように動きます。
- スイッチをいれる
- モーターを回す
- 温風または冷風を作る機械を動かす
- 3番目の動作をスイッチがきれるまで行う
- 温度設定をしている場合、室温を測る
- 設定どおりの室温を保つようにする
これらひとつひとつの動きに対して命令が下されています。
そして命令を下すためにはプログラミング言語を使用して書かなくてはなりませんので、ひとつひとつの動きに対してプログラミングされているのです。
ロボットプログラミングとは何かが多少わかったのではないでしょうか。
次はロボットプログラミングを行うにあたりプログラミング言語を紹介します。
ロボットプログラミングの言語
ロボットプログラミングを行う際の言語は、以下を使用することが多いです。
- C/C++
- Python
- MATLAB
順番に解説します。
C/C++
C言語やC++は組み込み言語と言われいるように機械に組み込まれることが多い言語です。
産業用ロボット、教育用ロボットなどに使用されていることが多いです。
C言語・C++はライブラリが充実しているため、自分で作成することなく使用する方法のみ知っておけばいいため簡単に開発することができます。シ
ンプルな分動作が早いのが特徴で初めてロボットプログラミングを行うかたはこれらの言語を使う方が圧倒的に多いです。
Python
人工知能や機械学習で使用されているPythonはロボットプログラミングでも使用することが可能です。
Pythonを用いたロボットプログラミングをする際におすすめしたいのが、「これからのロボットプログラミング入門 Pythonで動かすMINDSTORMS EV3」という本です。
こちらの本では、EV3といわれるレゴ社が販売しているLego Mindstorms NXT 2.0の後継のプログラム可能なロボットを、Python言語を使用して動かすことを目的とした学習本となっています。
アマゾンでの評価も高く、わかりやすいとの声がたくさんあります。
MATLAB
MATLABは、数値解析に使用されるプログラミング言語です。
ただ数値解析でなく、ロボットの動きを制御するシステムも開発することができます。
さらにMATLABには、ロボットプログラミングに使用する関数とアルゴリズムがすでに用意されていますので、ロボットプログラミングにも向いているといえます。
ロボットプログラミングが子供の教育に良い理由
ロボットプログラミングは子供の教育にとてもおすすめできます。
理由は以下の7つです。
- ロボットが動く姿を楽しめる
- プログラムを組んだ結果がすぐに目に見える
- 発想力や論理的思考力が養われる
- モノづくりが体験できる
- 手先を動かすトレーニングになる
- 動く環境など物理法則が身につく
- 問題解決能力が身につく
1つ1つ解説します。
ロボットが動く姿を楽しめる
単調なプログラムを書いて実行した結果をパソコン上で眺めるよりも実際にロボットという姿が見ることができるため、楽しさがあります。
またロボットを作成したことはあっても実際に自分で命令を作成することはなかなか機会がないので楽しめる子供も多いのではないでしょうか。
プログラムを組んだ結果がすぐに目に見える
ロボットプログラムではプログラムを組んだ結果がロボットの動きによりすぐに目に見ることができます。
すぐに目に見えるということで子供でも飽きずに楽しめるのではないでしょうか。
発想力や論理的思考力が養われる
ロボットを組み立てていく中で、試行錯誤をしているうちに発想力が身につきます。
特にブロックを使用したロボットではアイディアも広がり発想力が豊かになるでしょう。
また、どうしたらロボットが動くのか原因と結果がわかるため論理的思考力も身につくようになります。
モノづくりが体験できる
ロボットを作ることにより、モノづくりの体験ができます。
モノづくりを体験することにより楽しさがわかり、理科などの他のモノづくりをする教科にも影響していくと考えられています。
ロボットプログラミングにはロボットそのものを作るのか、本体が用意されているものがあります。
ロボットそのものを作る教材であればこういった価値も付加されます。
手先を動かすトレーニングになる
手先を動かしてロボットを組み立てることにより、指などのトレーニングにもなります。
子供の脳はまだ未発達な部分が多いため、実際に手を動かすことで、脳への刺激になります。
動く環境など物理法則が身につく
ロボットを動かすには、動く環境、摩擦や重力など物理法則を考えることもあります。
そのため物理法則が体感として身につくといわれています。
問題解決能力が身につく
実際にロボットを動かすときに組んだプログラムがロボットに対してどうして思い通り動いてくれないのか、そういったことを考えていくうちに問題解決能力が養えます。
問題解決能力は他の分野や大人になってからも重要な力となるので小学生のうちに身につけておくことをおすすめします。
ロボットプログラミングのおすすめキット7選
ここでは子供でも楽しみながら、学べるロボットプログラミングのおすすめキットを7つご紹介していきます。
まとめると以下の通り。
- コード・A・ピラー
- Cubetto(キュベット)
- PETS
- LEGO®BOOST(レゴブースト)
- Sphero BOLT(ボルト)
- KOOV(クーブ)
- スマホロボ工作キット
1つ1つ解説します。
1. 【幼児向け】芋虫型のプログラミングロボット「コード・A・ピラー」
こちらのプログラミングキットは、3~6歳の幼児向けになります。
日本語に対応していて、なんともかわいい芋虫型のプログラミングロボットというのが特徴。
胴体パーツそれぞれに「前進」「右折」「左折」といった命令を持たせることによって、文字入力を一切いらないキットとなっています。
また胴体の部分を差し替えるのみなので、比較的誰でも簡単に遊びながら学習できます。
2. 安心して使えるロボット「Cubetto(キュベット)」
こちらのプログラミングロボットは、優しい温もりのある木製キットです。
対象としては、3~6歳向けにデザインされており、細かな部分まで小さな子供に安心して使ってもらえる配慮が施されています。
特徴は、ボードにはめたブロックにあります。
- ひとマス直進
- 右に90度
- 左に90度
など様々な組み合わせでキュベットを動かします。
一番最初にご紹介した「コード・A・ピラー」よりは、目的を明確にさせて試行錯誤させることができるキットとなっています。
3. 日本生まれのプログラミングロボット「PETS」
こちらのキットは、3歳後半~が対象です。
日本生まれのプログラミングロボットとして話題で、プログラミングカーのように命令で動く知育おもちゃになります。
特徴としては、本体に直接命令ブロックを差し込んで動かす点です。
プログラムを目で見ながら、動作を確認することが可能になります。
障害物を増やしていくことで、適宜難易度も変えられるため、小学生にもおすすめでしょう。
4. 自由に動かせるレゴブロック「LEGO®BOOST(レゴブースト)」
こちらは、7~12歳が対象のキットになります。
日本語に対応しており、ブロックで人気なレゴのロボットです。
パーツを組み合わせて色々なロボットを作ることができます。
タブレット端末を使ってプログラムできるため、「自由に動かせるレゴブロック」のような感覚です。
ものづくりの精神が芽生える
ものづくりが好きな子供には特に興味深いキットとなることは間違いありません。
組み立てのレシピも豊富なので、比較的簡単に遊ぶことができるでしょう。
世界中で人気なプログラミングロボットと言っても過言ではないはずです。
5. アプリと連携して使える「Sphero BOLT(ボルト)」
こちらは対象年齢が8歳以上のキットになります。
ころんと丸いボール型のロボットなのが特徴で、専用アプリからプログラミングすることが可能です。
もともとは、学校で導入するために開発されたもので、本体は透明で頑丈な作りになっています。
また防水で傷つきにくい仕様となっています。
赤外線通信で複数のロボットと連携させて遊ぶこともできるため、子供が大人数で遊ぶ場合に重宝するはずです。
専用アプリもかなり直感的で使用感抜群。
6. SONYが開発したプログラミングロボット「KOOV(クーブ)」
こちらのおもちゃはソニーが販売しているプログラミングキットになります。
ブロックを組み立てることによって、プログラミングができるという仕組みです。
ブロックの組み立て方は、公式ホームページを参考可能です。
※公式サイトでは、作り方も豊富で、3Dで解説してくれます。
ブロックを好きな形に組み立てたあとは、特殊なアプリを使ってプログラムもできます。
テキストコードを書くのではなく、命令ブロックをドラッグ&ドロップ操作で遊べます。
初心者でも扱いやすい方法なので、エントリーモデルとしてもおすすめです。
7. 【小学生向け】コスパ抜群なキット「スマホロボ工作キット」
こちらのキットは、小学1年生から対象です。
学研プラスから販売されており、日本語に対応しています。
特徴としては、自分で工作をして、スマホでプログラミングをするという点です。
ロボットプログラミングは比較的高価なものが多いですが、このキットは、なんと3,500円と非常にコスパ抜群。
初めてプログラミングに触れるご家族には良いかもね!
ロボットプログラミング学べるキットの他にもおすすめのおもちゃが知りたいという方は「【年齢別】プログラミングのおもちゃおすすめ11選!知育に活かせる」の記事をチェック!
ロボットプログラミングが学べるスクール・教室2選
ここではロボットプログラミングが学べるスクール・教室を2つご紹介します。
まとめると以下の通り。
- エジソンアカデミー
- ヒューマンアカデミー
順番に解説します。
1. 子供向けのスクール・教室「エジソンアカデミー」
ロボットプログラミングが学べるスクールとして「エジソンアカデミー」という教室がおすすめです。
こちらは、子供向けの教室となっており、わかりやすい教材や自立学習を推奨しているのが特徴です。
エジソンアカデミーのなかでは、ロボットの組み立てとプログラミングの両方を学ぶことができ、自分で考える力を養うことができます。
ロボット教室で学習するメリットは、仲間ができることや集中力が高まることです。
仲間ができてより一層ロボットプログラミングにはまったという声もあり、教室に通うことはおすすめします。
また他の生徒が集中しているのをみて自分も集中しなければと考える子供もいるようで自然と集中できるようになることもあるようです。
ただデメリットとして、教材の値段が高いといわれています。
教材費は、約4万と初期費用としてはやや高めです。
東京でプログラミング教室を探すなら、エジソンアカデミー。
2. 大人向けのスクール・教室「ヒューマンアカデミー」
ヒューマンアカデミーでは、大人向けの講座として「はじめてでもできる・わかる 体験型AI入門講座」を開校しています。
ロボットプログラミングが子供に人気のなか、大人でもロボットプログラミングについて学びたいという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの講座では、Python言語を使用したAIの基礎を理解しながら、AIがどのように活用されていくのか考える力が養えるようになります。
講座内容としては、体験型講座ということで実際にPythonやAWSといった現場で使われている技術を使用する充実した内容となっています。
また学んだことをすぐにAIサービスに活かすカリキュラムとなっているので、学習効果としても期待できるものとなっているのではないでしょうか。
ロボットプログラミングは魅力がたくさんある!
いかがだったでしょうか?
2024年版、ロボットプログラミングのおすすめキットを7選と教室を2選ご紹介しました!
もう一度おすすめをまとめると以下の通りです。
- コード・A・ピラー
- Cubetto(キュベット)
- PETS
- LEGO®BOOST(レゴブースト)
- Sphero BOLT(ボルト)
- KOOV(クーブ)
- スマホロボ工作キット
また教室のおすすめをまとめると以下の通り。
- エジソンアカデミー
- ヒューマンアカデミー
今回ご紹介したものの他にもたくさんの商品、教室があるので、自分が何をしたいのかということをまずは明確にしながら選んでみて下さい。