SEとプログラマーの違いが知りたい!
SEとプログラマーのそれぞれの年収が気になる…。教えてほしい!
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- システムエンジニア(SE)とは
- プログラマー(PG)とは
- SEとプログラマーの違いまとめ
- SEとプログラマーどっちを選ぶべきなのか
- 未経験からシステムエンジニア(SE)・プログラマーになるためには何をすべきか
プログラミング経験のある柏倉元太(@genta_oaks)が監修。プログラミングを始めて約5年。Web系フリーランスとしての経験がありながら、現在はWebマーケティング企業「株式会社オークス」の代表取締役。
それでは早速見ていきましょう。
システムエンジニア(SE)とは?
まずはシステムエンジニア(SE)について最初にご紹介していきます。
結論、システムエンジニア(SE)はシステムの制作・開発を行います。
仕事の内容としては、そのプロジェクトの要件定義、仕様書の作成、コーディング、テスト作業のようなシステム開発案件全体に関わります。
しかしながらSEは様々な仕事を兼任することも多いです。
システムエンジニアの仕事内容を大きくまとめると以下の4つになります。
- 要件分析および要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- テスト
SEはまず、クライアントからシステムに関する要望を聞くことから始まります。
これをヒヤリングとも呼びます。
そして、クライアントの要望を元に、どのようなシステムを作るのかを決めていきます。
基本的に、SEは1からクライアントと作り上げていくイメージです。
年収
SEの気になる年収はどのくらいなのでしょうか?
SEの収入を平均すると、約400万~600万円です。
年代別
- 20代のSEの平均年収:400万円
- 30代のSEの平均年収:500万~600万円
- 40代のSEの平均年収:600万~700万円
- 50代のSEの平均年収:700万~800万円
このように、SEの年収は、年齢に応じて段階的に上がっていきます。
歳を重ねるごとにSEからキャリアアップし、プロジェクトマネージャー(PM)といった管理職に就く機会もあるでしょう・
責任が大きくなるので、よろ給料も上がるというわけです。
プログラマー(PG)とは?
続いてはプログラマー(PG)について解説していきます。
プログラマー(PG)とはSEの作った仕様書に沿って、実際にコンピュータのプログラミングを行います。
つまりSEが立てた計画を、実際に手を動かして作業することで、完成させていきます。
またプログラマーは、コーディングしたシステムが予定通りに動くかどうかのテスト作業も行います。
このテスト作業は、SEと共に行う場合がかなり多いです。
プログラミングというと、多くの人が「パソコンに向かってコードを打ち続ける人」をイメージするはず。
これはまさに、そのような職種がプログラマーです。
同様のイメージを持たれる仕事として、「コーダー」が挙げられますが、コーダーがHTMLやCSSを使用するのに対して、プログラマーはプログラミング言語(rubyやJava)を使用したシステム制作を行います。
年収
プログラマーの平均年収は、350万~500万円ほどです。
先に紹介したSEよりも低い傾向にあることが分かります。
この理由は単純に、SEよりもプログラマーの方が一つの案件に対して担当する範囲が少ないからです。
SEはクライアントへのヒアリングや社員マネジメントも行う必要があるため、その分の仕事の量が多いです。
そのため給料も上がる傾向にあるのです。
SEとプログラマーの違い
ここではSEとプログラマーの違いをまとめていきます。
今回は3つの観点から違いを見ていきましょう。
- 仕事内容
- 給料
- 将来性
仕事内容
SEの仕事は、クライアントからの要件ヒアリングや、その要望に従って仕様書を作ります。
またPGがプログラムのコーディングを終えたら、そのテスト作業まで実施します。
納品後の対応も、SEの重要な仕事です。
プログラマーはSEが作成した仕様書に従って、コーディングを行うことが主な仕事です。
プログラマーがシステムのプログラミングを終えれば、SEと共にテスト作業も行うことも多々あります。
※これは正直会社によってまちまちです。
つまり仕事の流れとしては、SE→プログラマー(PG)ということです。
給料
給料においてはSEの方がプログラマーよりも高い傾向にあります。
これはSEとプログラマーでは、担当する職務工程の範囲が多いため。
SEは、クライアントへのヒアリングや、プロジェクトにかかわる社員のマネジメントまで仕事を行います。
そのため一般的に、SEはPGよりも担当する工程が多く、その分年収も上がるのです。
将来性
結論、SE・プログラマーの仕事の需要はこれからも伸び続けます。
この理由は日本のみならず、世界的に深刻なIT人材不足になっているからです。
IT 人材について、需要の伸びを年平均 2.7%程度、労働生産性が年 0.7%上昇す
ることを前提とし、その需給ギャップを試算したところ、下記の表1の結果が得
られた。2018 年 2020 年 2025 年 2030 年 2030 年(前回調査※)
22 万人 30 万人 36 万人 45 万人 59 万人引用:経済産業省
プログラマーにおいては「プログラマー35歳定年説」がよく話題になります。
プログラマーは年収が約350~500万円とされており、SEと比べても低い傾向にあります。
そのため35歳を機に収入や働き方を見直し、PGから転職する人が多くなるというわけです。
これらのことを考えると、SEを目指すほうが、不満なく働ける可能性が高くなるはず。
SEとプログラマーどっちを選ぶべきなのか?
ではSEとプログラマーどっちを選ぶべきなのでしょうか?
一般的にはプログラマーからSEを目指すという流れが多いですが、必ずしもSEを目指せばいいとは限らないでしょう。
- プログラミングよりもシステム全体の設計に興味がある
- クライアントなどさまざまな人と関わりを持ちたい
以上の方にはSEが向いているはずです。
逆に以下のような方はプログラマーに向いています。
- プログラミング作業が好き
- ドキュメント作成や人とのコミュニケーションが苦手
プログラミング技術があればSEよりも高収入の可能性もある
プログラマーはSEよりも給与が低いイメージがあるかもしれませんが、高い技術力を持っている場合は、SEと変わらない、もしくはそれ以上の高収入を得ることも大いに可能性としてあります。
ITの技術は日々進歩しているので、新しい技術を積極的に学んでいくことが重要です。
プログラマーらSEへとキャリアチェンジするのか、プロフェッショナルなPGとしてより技術を磨いて行くのか、しっかりと考えていきましょう。
安易に決めてしまうのはよくありません。
SEとプログラマーを兼任することもある
これは前述しましたが、SEとプログラマーを兼任することもあります。
そのため、SEとプログラマーのどちらに就職するか迷った場合はやはり自分の好きな業種に行くべきです。
- 人と接するのが好きであれば、SE。
- コードを書くのが好きであれば、プログラマー。
未経験からシステムエンジニア(SE)・プログラマーになるには?
では未経験からシステムエンジニア(SE)・プログラマーになるための方法をご紹介します。
IT技術の大幅な進歩に伴って、IT業界で働きたいと考える方も多くなるはずです。
しかし、プログラミングスキルがないことを不安に感じ、転職に踏み切れない方が多いのもわかります。
結論としてはプログラミングスクールに通うのが1番おすすめです。
これは実体験としてあるので、かなりおすすめ。
未経験からSEやプログラマーを目指すのであれば、まずはプログラミング技術を習得しなければなりません。
ましてや初心者は独学するとかなりの時間を持って行かれます。
プログラミングスクールでは、未経験からSEやプログラマーを目指せるプログラムが受講できます。
テキストやカリキュラムも初心者向けにつくられており、文系の人でも着実にスキルを上げられるはずです。
またプログラミングスクールでは、経験豊富な講師が教えてくれます。
このようなプログラマースクールであれば、IT業界の現場ですぐに力を発揮できるスキルを身に付けられるようになるはずです。
おすすめのプログラミングスクールは「プログラミングスクールのおすすめ7選!特徴を徹底比較」の記事をチェック!
SE・プログラマーに特別な資格は必要ない
またSE・プログラマーに特別な資格は必要ありません。
IT系やプログラミング資格試験の代表的なものとしては、ITパスポート試験やRuby技術者認定試験、Java SE 8資格認定試験といったものがありますが、正直現場で使う知識はこれらのほとんどがありません。
SE・プログラマーになるために資格を取るような勉強はやめましょう。
そしてより実践的な学習をすべきです。
SEとプログラマーの違いを理解しよう!
いかがだったでしょうか?
「SEとプログラマーの違いは?仕事内容から年収まで解説【未経験者必見】」というテーマでお伝えしました。
プログラマー(PG)とはSEの作った仕様書に沿って、実際にコンピュータのプログラミングを行いますが、SEはクライアントのヒヤリングから始め、システムの制作・開発まで行います。
人と接するのが好きであれば、SEd、コードを書くのが好きであれば、プログラマーがおすすめです。
年収などにとらわれずに、自分の人生の価値観ややりがいに仕事を選ぶことが本当に重要です。
是非プログラマーとSEの特徴をおさえて、しっかりと考えて見て下さい。