フリーランスと起業の明確な違いって何?
フリーランスと起業で迷っているんだけどどちらがいいのかな…
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- フリーランスと起業の違いが分かる
- それぞれのメリット・デメリットが分かる
- 時代の流れを理解出来る
プログラミング経験のある柏倉元太(@genta_oaks)が監修。プログラミングを始めて約5年。Web系フリーランスとしての経験がありながら、現在はWebマーケティング企業「株式会社オークス」の代表取締役。
それでは見ていきましょう。
起業とフリーランスの違いは大きく分けて3つ
結論としてフリーランスと起業の違いは大きく「自由度」「収入」「リスク」の3つに分かれます。
- 自由度
- 収入
- リスク
一般的に起業は新しく事業を始めることであり、起業家は自分にあったスタイルで会社を設立し、届け出を申請することになります。
一方でフリーランスは、企業から請け負った業務を実際に行う個人事業主のことを指します。
起業とフリーランスの違い1. 自由度
フリーランスは自由度が高いですが、案件ごとの規定・指示に従う必要はあることを覚えておきましょう。
一歩で起業の場合は基本的に、仕事スタイルは全て自分で決めることになります。
これがしたいということに対してフルコミット出来るのです。
起業とフリーランスの違い2. 収入
続いては収入面の違いです。
フリーランスは能力次第ではありますが、それほど収入は高くならない場合が多いです。
一方で起業は、軌道に乗るまでは収入が無くなってしまう可能性がありますが、成功すれば高収入を手に入れることが可能です。
起業とフリーランスの違い3. リスク
フリーランスは基本的に自分の身一つで始められることが出来るため、リスクは圧倒的に小さいです。
しかし起業の場合は成功しなかった時の金銭的リスクが大きいことが言えます。
起業に失敗して多くの借金が残ってしまった事例も多々あります。
うつ病になってしまったなんてこともよく聞きます。
フリーランスと起業、この2つは「ローリスク&ローリターン」と「ハイリスク&ハイリターン」の2極化になります。
より詳しく見ていきましょう!
フリーランスのメリット・デメリット
フリーランスのメリット・デメリットについて見ていきます。
フリーランスのメリットは以下の通り。
- 好きな時間・好きな場所で働ける
- 気軽に始めることが出来る
この2つが挙げられます。
デメリットとしても2つ挙げられます。
- 自分で手続きをしなければならない
- 一定以上のスキルが求められる
上記で説明した「自由度」「収入」「リスク」の3つの違いを意識しながら見ていきましょう。
フリーランスのメリット1. 好きな時間・好きな場所で働ける
フリーランスのメリットとしては、まず好きな時間に働くことが可能な点が挙げられます。
フリーランスとしてはクライアントの要望を満たすことが出来ていれば、働く時間や環境は問われず、どのように働くかは自分でコントロールすることが可能。
出社する必要がないため、通勤のストレスから解放されます。
僕はインターンで会社に行く時に通勤をしていたけどやっぱり通勤のストレスってかなり大きい…。これはインターンのメリットだね!
フリーランスのメリット2. 好きな時間・好きな場所で働けること
また気軽に始められることも大きなメリット。クラウドソーシングサイトなども今では普及しているので、比較的気軽にフリーランス業を始めることが可能です。
サラリーマン(会社員)をしながら副業としてフリーランスを行っている方も少なくありません。
その場合は安定した給与に加えて、自分の好きな仕事が出来て収入も増やすことが期待出来ます。
フリーランスのデメリット1. 自分で手続きをしなければならない&一定以上のスキルが求められること
デメリットとしては年金や各種保険などは自分で手続きをする必要があるということです。
会社勤務であるならば、必然的に年金や健康保険にも加入します。
また、税金なども会社側が行ってくれます。
ですがフリーランスはこの手続きを自分でしていかなければなりません。
会社に雇用されていない以上は雇用保険にも加入出来ないため、病気やケガで働けなくなった時には収入が皆無になってしまいます。
フリーランスのデメリット2. 一定以上のスキルが求められる
また特定の分野で、一定レベルのスキルが必要となることもデメリットとして挙げられるでしょう。
プログラミングなどはフリーランスとして稼ぎやすいですがやはり一定の時間と努力が必要です。
よくフリーランスの収入は安定しないって言われてるけど実際どうなの?
この質問に関してはNO一択です。
フリーランスだからと言って安定して稼げないわけではありません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
起業のメリット・デメリット
起業のメリット・デメリットについて見ていきます。
起業のメリットは以下の通り。
- 成功すると大きく収入が増える&税金対策になる
- 仕事スタイルを決められる
- やりがいを感じれる
この3つが挙げられます。
起業としては2つ挙げられます。
- 起業のための資金が多少必要
- 事業が失敗するリスクがある
- 会社を設立するときは手続きが複雑
今回デメリット②の「事業が失敗するリスクがある」については冒頭に解説したので割愛します。
起業のメリット1. 成功すると大きく収入が増える&税金対策になる
事業の立ち上げや運営、軌道に乗せるまでのたくさんの仕事があるかもしれませんが、その分成功した時に得られる収入は大きく、リターンもかなり大きいのが特徴的。
また長期間継続する可能性があるため、将来性があります。
※起業にジャンルによります。
起業のメリット2. 仕事スタイルを決められる
起業とは言うものの、必ずしも会社組織を立ち上げる必要はないです。
副業として起業をするのか会社を辞めるのか1人で独立して起業をするのかなど様々で、仕事内容も仕事にかける時間も資金も全て自分で決めることが可能なのです。
起業した以上社長であるので、経営方針を決めることが出来ます。
起業のメリット3. やりがいを感じられる
自分の考え、プランに沿って事業を回すことになるため、決められた仕事をこなしていくこととは違った面白さ、やりがいが感じられます。
顧客に認められる、感謝されるというようなことがあればなお達成感を味わえます。
起業のデメリット1. 起業のための資金が多少必要
デメリットとしては仕事を始める前にまとまった資金が必要なこと。
※業種によります。
独立する場合にはそのための資金に加え、事業が軌道に乗るまでの生活資金も考えなければなりません。
約半年~1年分の生活費は確保しておくのが得策です。
起業のデメリット2. 会社を設立するときは手続きが複雑
株式か合資か、会社の種類によっても異なってきますが、会社を設立する場合には法務局や税務署、市役所や労働基準監督署などの様々な行政機関へ出向く必要があります。
つまり、届け出や手続きを繰り返すことになるのです。
これは大きなデメリットでしょう。
フリーランスと起業はどちらが多い?違いを理解しよう
明確な定義がないため実態の把握が難しいですが、自由業者の数が 200万人〜230万人・事業所の登録数600万ヶ所以上で日本国内の約40分の1ではないか」とされています。
近年では、約1277万人、つまり10人に1人がフリーランスとして働いているともされています。
一方で、総務省統計局が実施した平成24年就業構造基本調査によると、起業者は513万8千人で、そのうち「自営業主」にあたる起業者は368万2千人、「会社などの役員」の起業者は145万6千人になっています。
つまりこれから分かることは、フリーランスと起業者の人口はフリーランスが倍以上多いということです。
フリーランス(個人事業主)・起業するべき人の特徴
今まで長々と解説していきましたが、フリーランスと起業に向いている人の特徴はどのようなものなのでしょうか?
これについての結論は、やりたいことが今すぐにある、革新的で市場ニーズの高いアイディアを持っている人、資金面で余裕のある人などは起業することで大きな成功をつかめる人の特徴です。
一方でフリーランスに向いている人の特徴はリスクをそこまで負いたくないけど、自由に暮らしつつそこそこの収入で暮らしていきたいと考えている人です。
自分が本当にどちらに向いているのか本気で考えてみましょう。
フリーランスと起業の違いを知った上であなたはどちらを選ぶ?
いかがだったでしょうか?
今回は「フリーランスと起業の違いは大きく3つ!メリット・デメリットを比較」というテーマでお伝えしました。
フリーランスか起業かという論点はどちらも会社員と比べると、自由度が高くなる一方で収入の安定性は低下するという共通点もよく言われます。
自分が本当に幸せと感じるときを創造してみてください。
人に何か喜んでもらいたいと強く感じる方は是非起業してみては?
悩んでいる前にまず行動ですよ!